2005/03/30

児童手当

昨日、第二子の出生届をしに役所へいった。対応は非常に丁寧であった。

児童手当のことを案内された。ぜんぜんあてにしていなかったが、実は給付条件を満たしていることを知った。さらに、実は以前から第一子に対しても給付条件を満たしていることを知った。遡って給付をうけることはできない。

約3年間分、18万円くらい、もらい損ねた勘定である。

2005/03/23

第二子誕生

昨夜、20:02、2930g の女児が生まれました。母子ともに元気です。
危険といえるほど(病院に向かうタクシー内で生まれてしまいそうなほど)超安産でした。

私は会社で妻からの携帯メール(陣痛10分間隔の状況で、携帯メールを打つ、それも「どのカメラもってく?」とかの内容も含まれる、二人目ともなると手馴れた感じです)を受け、病院に直行。ちょうど、妻と子供(昨日からおにいちゃんになったわけですね)が病院に着くのと同時でした。そのまま、陣痛室を通り越して分娩室に入り、担当医に「(力の使い方が)うまいねー、5、6人はいけるなー」などと励まされながら、わずか30分で誕生しました。

女の子ですが、長男が生まれたときの顔とよく似ています(あたりまえか)。
分娩室内で写真もビデオも撮っちゃいました。バカ親ビデオ視聴希望の方はご連絡ください。URLをお知らせします。

2005/03/20

【レビュー】民族という虚構

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4130100890/mixi02-22/250-2660716-6849005

民族という概念は人間が考え出した虚構である。しかし、その虚構を利用して人間は生きているのであって否定的に捉えてはならない。。。。という主張がこの本の骨です。

各民族にはその本質というものは存在しない。人の集まりを民族として捉えるとき、それは民族固有の本質がはじめに存在しそれをよりどころに集団が形成されているのではなく、まずはじめに人と人との差を見出しそこに境界線を設定し境界線で囲われた内部に範疇化される集団が結果として民族として把握される。その後、その集団内の共通理解の柱として、血縁関係の物語や文化的継承関係の物語が「捏造」されて、それがその民族の本質であるかのように人々に了解されて機能するようになる。。。。と。

人の意識の中で民族概念がどのように形成されていくのか、どのようにその概念が人間社会に機能しているのか、集団的責任という考え方が発生する根拠はなんなのか、アメリカ型の多文化多民族主義やフランス型の普遍主義で民族間の対立問題は解消できるのか。。。。興味深い内容が盛りだくさんでした。

心理学的な人間の機能と民族概念のつながりがよく説明されていると思います。具体的に、現在存在する民族問題の解決策が提案されているわけではありません。もっと本質的なレベルでの議論なので、個々の民族問題の解決策などを考えたい人にとっては考え方の足場として役立つと思います。

世の中単純じゃない、相矛盾する複数の論理が平然と並存し人はそれを自然にうけとめて生きている、あるいは並存を許すからこそ生きられる。

おすすめです。

【レビュー】戦後日本の論点?山本七平の見た日本

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480061193/mixi02-22/250-2660716-6849005

非常に広範に及ぶ山本七平氏の著作が整理されている。これからの日本の指針を検討するための材料として有用性が、氏の著作群にあることを改めて感じさせられる。

【レビュー】「日本人論」再考

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4140808306/mixi02-22/250-2660716-6849005

明治維新以降、近代西洋文明の支配する世界の中で、日本人とは何なのかを考える必要性がなぜあったのか、そこで語られる日本人論はどういうものであったかが語られています。そして、今後日本人論は求められるのかが議論されます。 司馬遼太郎が「鬼胎の40年」と言った終戦までの40年間に日本をリードしてきたエリートやインテリ層(漱石の「三四郎」世代)がどうしてあの道をたどったかなどの考察が面白いです。また、日本人論をほとんど語らない女性が「ケアする女」「ゲイシャ」という位置づけにより、男性のように西洋の中に日本(人)を位置づけることに悩む必要がなかったなど、面白い切り口も見られます。

【レビュー】虜人日記

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4480088830/mixi02-22/250-2660716-6849005

戦中、一般企業に勤める氏がその技術を買われて軍に徴用されフィリピンに赴任、ブタノール製造のための技術指導や工場立ち上げ、戦況の悪化でジャングル内へ逃避し自活生活、終戦後の収容所生活から帰国までを、ほぼリアルタイムで記録したものである。日本の組織や日本人について考えさせられる内容である。戦後数十年たって問題として騒がれるようなことをすでに予見しているところもあり、興味深い。

内容そのもののことではないが、ほぼ現在の私と同じ年齢でこれだけの内容を残しているということ、また、30年近くこの記録は銀行の金庫に保管され家族もその内容を知らなかったことから、氏の死後になってはじめて見出され、特に日々直接言葉を交わすことができた家族に、氏の生前の考え方がはじめて伝わったということが息子さんの後書きにあり、記録することの重要性を感じた。 山本七平氏の『なぜ日本は敗れるのか』のベースとなっている本である。

【レビュー】裕仁天皇の昭和史?平成への遺訓-そのとき、なぜそう動いたのか

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396500815/mixi02-22/250-2660716-6849005

昭和天皇がどのような教育をうけ、自身をどのように規定し、周囲はどのように扱った(利用しようとした)のか、など、細かく論じられています。国民の総意たる国会・内閣が動かす日本は、昭和天皇自身の思いと異なる方向にすすんで行き、国政を意に沿うように導こうとすれば憲法逸脱になってしまい、それは自身で自身の存在を否定し同時に日本国の根幹を否定することになってしまう、というジレンマに悩む昭和天皇の立場を知らされました。ここ数年は憲法改正や天皇制について議論がありそうですが、この時期にこの本を読んでおくことができてよかったです。

【レビュー】古楽とは何か?言語としての音楽

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4276203708/mixi02-22/250-2660716-6849005

一般に、少なくとも日本では、「音楽は世界の共通語だ」などといわれることがありますが、そんな言葉はうそっぱちだと思い知らされます。古楽(主に18世紀以前の音楽に関して、当時の楽器と当時の解釈を探求し、演奏する)という考え方を通して、いかに現代人は昔の音楽について勘違いしているのかが語られています。

【レビュー】日本はなぜ敗れるのか?敗因21ヵ条

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4047041572/mixi02-22/250-2660716-6849005

書店にて、「敗れたのか(過去形)」ではなく「敗れるのか」と現在形だったので目を引かれたのですが、めぐり合えてよかったです。この書をはじめに、以後山本七平さんの本を読み漁っています。戦前の駄目な日本を御破算し(たことにし)て戦後新しく歩みだした日本も、駄目の本質はそのままに上っ面だけ塗り替えただけなので、このまま行けば再度大失敗する、という著者の考えが表題にあわられています。ただ単に、「やっぱ日本は駄目なんだー」と後ろ向きの感想で終わるのではなく、「ではどうすれば生き残れるのか」を考えさせるヒントに気づかされると思います。あのような地獄の体験をした祖父たちの歴史を活かさない手はありません、なんとかしなければ、という気にさせられました。

『民族という虚構』読み終わり。。。書評を書いてみるか

先週読み終わった。

最近、いろいろ読んでレビューを書き溜めてきた。全部 mixi 内の「おすすめレビュー」に突っ込んでいたが、ここでも展開しようと思う。

2005/03/12

RSS 関連・再挑戦

Blogger は Atom.xml を出している。が、RSS 2.0 (他)には対応していないんだそうだ。
複数のサービスを組み合わせて、RSS を Feed して Ping できないか試しているところである。

2005/03/11

『民族という虚構』読み直し中

2年位前に一回読んだ本である。
大学時代の先輩の薦めで、そのときは図書館で借りて読んだ。
読み直そうと思い、今回はAmazonで購入。
通勤電車内で読んでいる。

同じ先輩から、昨年末に『進化の構造』(ケン・ウィルバー)も薦められる。
同じように図書館で借りて読んでいたことはここにも書いたが、貸し出し期間中に読みきれなかった。厚い本であった。値段が高くて買うのを躊躇していたが、これも買うことになるかもしれない。

2005/03/08

今シーズンのスキー場はそり1本で終了

先の土日に実家へ帰ったついでにスキー場に行った。ねらいは息子(3歳)と子供ゲレンデでそり遊びでもしようと思ったからである。可能だったら、リフト数本(体力がゆする限り)は、息子をだっこして滑ろうかと考えていた。

しかし、まずレンタルウエアーを着たがらないところから問題は始まった。しょうがないからそのままの服装でゲレンデに出る。子供ゲレンデでそりを1本滑った。滑っている最中は声を上げて楽しそうだったが、降りきったら「あっちへ行く」と帰り方向を指差す。その「あっち」へ向かう途中、「あれに乗りたい」とリフトを指差すが、ウエアを着ないと寒いよと説明し着せようとしたがダメ。結局無料休憩所に落ち着く。無料休憩所では、他の子供におもちゃで頭を殴られ大泣き。(あまりにひどい態度なので、相手の子供にも親にも「謝りなさい!」と怒鳴ってやる。) 1時間ほどクールダウンして帰宅。

というわけで、そり1本滑っただけで終了。実家でスタッドレスからノーマルに履き替えて、スキーシーズン終了。