2005/08/15

日本の夏はバカンス気分になれない

先日、館山に海水浴に行った帰りに車中で妻と話して一致した見解。

「日本の夏は、死の匂いというか、慰霊の雰囲気というか、とにかく能天気なバカンス気分にはなれない」ということ。

避暑。暑さを楽しむのではなく、静かにやり過ごす感じ。それほど過酷な自然環境。

お盆。先祖の霊を呼び戻し、一緒にすごし、また見送る。

敗戦の記憶。8月6日、9日、そして15日。夏は気象的な蒸し暑さだけでなく、歴史的な重苦しさもつれてくる。